新年のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
無事新年を迎えられたのも、トモヱ乳業株式会社をご支援くださいました皆さまのお陰と深く感謝申し上げます。
昨年8月31日、創業者である前社長中田俊男の逝去により、代表取締役となりました。前社長は裸一貫21歳、この古河の地でマイナスからスタートし、58年かけトモヱ乳業を本日の姿にいたしました。夢多き人間であり、その夢を実現してまいりました。私も前社長の夢を引き継ぎ、日々精進して参ります。
さて、平成25年に第二工場が稼働、平成26年に私が新社長就任となり、第三創業期という大海原に入ったトモヱ乳業が大きく舵を切りました。諸先輩方が築いてこられた100年企業の礎、その上に200年企業の礎を構築しなければなりません。まず、10年長期ビジョンとして、①年商500億企業への挑戦、②トモヱ乳業のブランド構築、③酪農・乳業界への貢献として取り組みます。
昨今の酪農・乳業界を取り巻く状況は非常に厳しく、酪農においてはTPPによる先行き不透明、後継者不足、経費増大等々により離農が止まらず、年々減産に向かい昨年は原乳の逼迫感を強く感じさせられる一年でありました。乳業界も川上インフレ、川下デフレは続いており、更に円安による原材料の高騰、そして今年4月に乳価の再値上げが決定いたしました。そのような情勢の中で、トモヱ乳業は社員一人ひとりが会社とともに変革し、進化し、成長してまいります。「安全で安心な牛乳、乳製品を通して社会に貢献します」の経営理念の下、安全・安心の安定供給に努めてまいります。どうか皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
最後になりますが、本年がトモヱ乳業株式会社をご支援いただいております皆さまにとって、より良い一年となることを祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。