生産設備とともに
乳業メーカーとしての創業からの歴史を
各期ごとに振り返ります。
安全安心を第一に、衛生管理や生産能力の向上に力を入れているトモヱ乳業。
生産設備の移り変わりとともに、成長してきました。
進化の歩み
第1創業期
関東一帯に販路を広げ、事業基盤を築く
学校給食牛乳の製造を中心に、バター・練乳などの生産も行ない、経営の安定を図りました。創業初期は、設備に対して厳しいご意見もいただきました。この経験を糧に、お客様にさらなる安全・安心を届けるため、試行錯誤を重ねて最新設備を導入・増強していきました。
第1創業期 沿革
1941年 (昭和16年) 8月 | 資本金100万円を以って関東畜産工業株式会社を設立。 市乳加工乳の処理販売及び食肉ハムの製造販売を開始。 |
1956年 (昭和31年) 11月 | 茨城県岩瀬町より古河市に赴いた 中田俊男(当時21歳)が、代表取締役に就任。 乳業専業メーカーとして再スタートを切る。 |
1959年 (昭和34年) 12月 | 練乳設備を設置、製造販売を開始。 |
1962年 (昭和37年) 6月 | 「トモヱ乳業株式会社」に社名変更。 |
1969年 (昭和44年) 1月 | 市乳処理工場を新設し、独製ツーパック(紙容器)全自動牛乳処理機を設備し、 ワンウェイ容器による販売を開始。 |
1971年 (昭和46年) 7月 | 茨城県古河市に新社屋落成。 |
1973年 (昭和48年) 3月 | ピュアパック充填機(紙容器)を設置し、大型容器による処理能力を増加。 供給体制を確立する。 |
7月 | JAS製品の製造認定工場となり、 企業の体質改善を図る。 |
1975年 (昭和50年) 1月 | 流通機構の改善事業として、大型団地に対し、 冷凍移動販売車による直送販売を開始。 |
1982年 (昭和57年) 11月 | 古河城の守り神であった大六天宮を再建。 |
1993年 (平成5年) 1月 | 需要増加と広域交流に対応すべく、新工場建設に着工。 |
第2創業期(1994年〜2012年)
企業理念を表す第一工場が完成し、
事業はさらに拡大
衛生面の強化と手作業によるミスの削減を目指し、1994年に当時最先端の工場(現 第一工場)を操業。より消費者に安心してもらえる、製品の生産と供給に力を入れました。また、カップ飲料やデザートなどの生産に着手。社会の幅広いニーズに対応し、販路を拡大しました。
第2創業期 沿革
1994年 (平成6年) 3月 | 最新鋭工場が完成し、稼働に入る。 同時に酪農文化、牛乳文化を紹介する牛乳博物館を併設する。 |
1996年 (平成8年) 3月 | 売上高100億円を達成。 |
7月 | 乳業界先端の新工場と牛乳博物館が広く注目を集め、 工場見学者が延べ20,000人を突破。 |
1998年 (平成10年) 1月 | 厚生省より総合衛生管理製造過程(HACCP)の承認工場に認定され、 安全・安心な食品工場として認知される。 |
2004年 (平成16年) 5月 | より一層、製品の品質向上を目指し、 充填室全面のクリーンルーム化と室温・湿度のコントロールを行い、 賞味期限の延長を完備する。 |
2005年 (平成17年) 3月 | 売上高200億円を突破。 |
2007年 (平成19年) 2月 | ISO 9001:2000(品質管理及び 品質保証のための国際規格)認証取得。 |
4月 | 中田俊男社長の社長就任50周年を期し、 静御前の銅像を建立。 地域の町おこしに尽力する。 |
2010年 (平成22年) 2月 | 中田俊男社長が、永年の乳業界への貢献と食品衛生の向上に寄与した事が認められる。 平成21年秋の叙勲の栄に浴し、政財界の大多数の出席を得、 盛大に受賞記念祝賀会が行われた。 |
2012年 (平成24年) 3月 | 鎮祭を行い、既存第一工場北側に、第二工場建設着工。 これにより、日本一の市乳工場を目指す。 |
第3創業期(2013年〜)
第二工場完成により、
生産規模日本一の市乳メーカーへ
2013年7月に第二工場を操業し、一市乳工場としては日本一規模の生産力を有するまでに成長。最新設備を導入したことで、徹底した衛生管理と生産力の大幅向上が実現しました。また、震災を教訓とし、耐震構造に加えて独自の停電対応システムを備えた、災害に強い工場となりました。
第3創業期 沿革
2013年 (平成25年) 1月 | 第二工場のトモヱシンボルマークの点灯式を満点の星空の下で行う。 真上に一番星が光り、トモヱ乳業の発展の前兆を祝す。 |
2月 | 特高受電と無停電装置が稼働し、念願の無停電工場となる。 |
3月 | 第二工場の建物引渡しを満開の桜の時期に完了。 6月末日の稼働を目指し、製造設備を順次導入する。 合わせて、新設の排水処理(3,000t/日)が本稼働する。 |
4月 | 製品自動倉庫が稼働し、これにより約4,500パレットが 収納可となる。製品の履歴管理、仕入れ先出し、自動仕分け出荷がスタート。 省力化と出荷スピード・正確性の向上を図る。 |
7月 | 第二工場安全祈願祭及び、起動式を行う。 中田俊男社長のスイッチオンにより、アイスコーヒーの製造から順調にスタートする。 合わせて、最新鋭のフルチャンバー式充填機UP-SEC(14,000本/時)を2台導入する。 |
2014年 (平成26年) 3月 | カップ飲料の需要増加に対応すべく、充填機HX-08SP(12,600本/時)を導入する。 |
3月 | 乳飲料増加に対応すべく、仕込み・調合ラインを3倍増に強化する。 |
9月 | 中田俊之が代表取締役社長に就任 |
2016年 (平成28年) 3月 | コンプライアンス宣言 |
11月 | 創業60年を機に理念体系を見直す。 「MILKとともに」をトモヱスピリッツの表現する言葉とし、社員がより一丸となって成長 することを目指す。 |
2017年 (平成29年) 2月 | 食品安全マネジメントFSSC22000の認証取得 |
2020年 (令和2年) 9月 | 太陽光発電設備 稼働開始 |
2021年 (令和3年) 10月 | 生乳検査精度管理認証取得 |
2022年 (令和4年) 6月 | 『古河市SDGsパートナー制度』に登録 |
2023年 (令和5年) 3月 | 第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 審査委員会特別賞を受賞 |